• エンジニアのオススメプラグインのご紹介(EQ)
  • 2015/05/26
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  • 弊社レコーディングエンジニアのオススメのプラグインをご紹介します。
    今回はまずミックスの基本となるEQとなります。
    普段はカット系にデジタルEQ(WAVES Q10、Renaissance EQ)を、ブースト系にはアナログモデリングEQ(WAVES V-EQ、Softube Tube-Tech PE 1C、SSL G-Equalizer等)を使用する事が多いです。
    楽曲イメージや各種ソースに応じたEQを選んでおり、下記2つのEQは最近特に好んで使用しております。

    SONNOX OXFORD EQ

    oxford_eq_hq
    WAVES、McDspと並ぶ業界標準プラグインの一つ『SONNOX』。
    SONNOXと言えばOxford Inflatorが有名ですが、最近OXFORD EQの特性を再確認し、使用頻度が高くなってきております。

    このプラグインはコンソールSONY OXF-R3のEQ部分をモデリングしており、独立5バンド構成のEQ。
    標準でSSL 4000、SSL Gシリーズ、NEVEなど、4種類のEQタイプがプリセットされていてプリセットだけでも十分即戦力となります。
    EQでカットする際に自然でクリアで、ブーストする際も余計な帯域が持ち上がらないのが特徴で愛用する理由の一つです。

    Fabfilter PRO-Q

    screenshot_pro-q_full
    Fabfilterはオランダにあるメーカーで日本に代理店はなく販売もダウンロード販売のみですが、
    最近回りのエンジニアでも使い始める人が多い程、人気のあるメーカーです。

    PRO-Qは原音に忠実で狙ったところだけカット出来、
    音の質感を損なわずに不要な帯域だけを取り除きたい時にPRO-Qを使用します。
    Qを狭くしてカットしても原音と変わらず、的確にそこだけ小さくなります。

    私はバスで纏められたトラックに使用する事が多く、背景にアナライザーを表示させる事で帯域の過不足も詳細に表示出来て非常に便利です。
    またMS処理、リニアフェイズのON/OFF可能、レイテンシーを高中低で設定可能とマスタリング用途でも使用出来ます。

    最後に

    今回はEQをピックアップしてご紹介しましたが、別機会にコンプやリバーブ等もご紹介していきます。
    また『こんな特集して欲しい』や『このプラグインの使い勝手が聞きたい』等のご要望もお待ちしておりますのでメールまたはフォームにてご連絡ください。

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