• コンプレッサー(Empirical labs Distressor EL-8)を導入しました。
  • 2016/05/17
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    日本を始め、世界中のレコーディングスタジオで定番コンプレッサーの1つ入るEmpirical labs Distressor EL-8を導入しました。
    UREI 1176、LA-2A、dBX160、Fairchild 670などを網羅するその機能の充実さはエンジニアを魅了し多くの作品で使用されております。

    独特の存在感を付与するアナログハーモニックディストーション

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    EL-8の最大の特徴でもあるのが3種類の倍音付加機能(アナログハーモニックディストーション)です。
    倍音とは要約すると歪みとなりますが、ディストーションギターのような激しい歪みではなく原音に対して微量な歪みを加える事で、音の厚みを増しキャラクターのあるサウンドに必要不可欠な要素です。
    3種類の倍音付加機能は下記となります。

    1.Normal(Clean)は倍音が付加されない状態です。
    2.Dist2はチューブの歪み感に近い2ndハーモニックディストーション(2次倍音)を付加します。
    3.Dist3はアナログテープの持つ歪み感に近い3rdハーモニックディストーション(3次倍音)を付加します。

    CPR STUDIOではDist2で使用する事が多く、ボーカル、ベース、スネア、キック等のセンターに配置するソースに使用すると音数が多いサウンドの中でも奥に引っ込まないサウンドに仕上がります。
    またドラム音源(打込み)のルームマイクにDist3でアナログテープのニュアンスを付加する事で、臨場感ある生ドラムに近付ける事も行っております。

    倍音を付加する事によってサウンドのエッジを滑らかにして温かみのあるサウンドに生まれ変わり、他ソースと非常に混ざりが良いサウンドとなります。
    またハイパスフィルターと併用する事で膨れ上がった低域に倍音が付加されず、もたりの無い自然なコンプレッションを実現します。

    オンラインミックスダウンの際は、お客様の環境でレコーディングされたデータをEL-8にて取込み直す事により、プラグインでは再現出来ない音楽的な真空管、クラスAディスクリート、磁気テープのサウンドを作り上げます。

    視覚性、操作性に富んだ各種設定ノブ

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    アタック、リリース、インプット、アウトップの各ノブは視覚性、操作性共に非常に扱いやすい設計で直感的なコントロールを行えます。
    視覚性、操作性が優れている事で音決めも早く、特にアタックとリリースは効きの幅広さと微調整した際の音へのレスポンスが素晴らしく、レコーディング中にリアルタイムに調整を行っても思い通りのサウンドで収録します。
    またインプットを突っ込んだ場合も、プラグインでは再現出来ないハードウェアならではも心地良さがあります。

    ●Empirical Labs Distressor

    プラグインでは再現出来ない音を作り出すコンプレッサーで存在感のあるサウンドに仕上げるCPR STUDIOはこちら

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