- 存在感あるドラムサウンドを録る為のヘッド選び
- 2015/06/11
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ドラムセットやスネアと言えばシェル材や口径が注目されがちですが、
CPR STUDIOではドラムヘッドもシェル材や口径等と同様にサウンドキャラクターを担う重要なパートと考えております。
今回は意外と奥深いドラムヘッドに注目してみようと思います。一般的なリハーサルスタジオやライブハウスの多くではクリア系ヘッドを使用しておりますが、CPR STUDIOではコーテッド系ヘッドをデフォルトとして使用しております。
コーテッド系ヘッドを使用している理由
コーテッド系ヘッドを使用している理由として大きく下記の2点が挙げられます。
・良い意味でハイファイ(クリア)過ぎない
・コーテッドされている事でアタック感がマイルドであるまず『良い意味でハイファイ過ぎない』とはドラムに限らず他パートの音質は非常にハイファイな状態で収録される事が多く、ハイファイ同士の音色が重なり合うと、全ての音が抜け過ぎてしまい混ざりが良くない時があります。
クリア系ヘッドを収録した場合、音抜けが良過ぎて、他ハイファイトラックとの分離が見えずらい場合があります。
コーティングされているヘッドを使用して、ハイファイとは少し距離を置いたサウンドで収録する事により、ハイファイ群の音質から抜け出して分離良く聞こえます。また『コーテッドされている事でアタック感がマイルドである』とはクリア系ヘッドに比べてコーテッド系ヘッドはアタック感がマイルドであり、過度なコンプやエディット等を行わなくても自然なドラムサウンドが収録する事が出来ます。
またアタック感が必要な場合はナイロンチップのスティックを使用する事によりアタック感を付加する事が可能です。最後に
CPR STUDIOの常設ドラムセットであるTAMA Granstar Customには、
キックにはパワーストローク3(コーテッド)、タムやフロアタムにはコーテッドアンバサダーまたはコーテッドエンペラーを使用しております。
常設スネア(DW EDGE Series 14×5、DW Craviotto Solid Maple 13×5、TAMA LU1465BB 14×6.5、Pearl CS1450 14×5)にもCSコーテッドまたはコーテッドエンペラー等のコーテッド系ヘッドを使用しております。また弊社エンジニアはドラムチューナーとしても活動しており、あらゆるドラムヘッドのチューニングを行っておりますので、レコーディング時にお困りの際はご相談して頂ければと思います。
ドラムヘッドから音作りを考えて存在感あるサウンドを作るCPR STUDIOはこちら
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